不思議な現象・・・

 

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新たな年を迎え、はや20日余りが過ぎようとしておりますが、あらためまして、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、上の写真は、今月16日の午前中に地区内 納内町の水田で発生した不思議な現象を、通りがかった弊区スタッフが偶然目撃し撮影したものです。

調べましたところ、これは「雪まくり(snow roller)」という自然現象らしく、地面に積もった雪が風によってシート状にまくり上げられ、ロール状の形になる現象とのことで、幾つもの気象条件が重なった時にだけしか見られない非常に稀な現象とのことです。

「雪まくり」が発生するには、次の複数の気象条件が重ならなければならないとのこと。

条件① 薄く積もった雪の下に氷の層があること。

条件② 表層の雪は程よく湿り、かつ下の氷の層は湿っていないこと。

条件③ 風は、表層の雪を巻き上げる程度に強く、かつ吹き飛ばさない程度に弱いこと。

確かに前日まではマイナス10℃前後の寒い日が続いていたものの、当日は午前9時にプラス5℃と3月下旬から4月上旬並みの陽気となっていて、朝には湿った雪がうっすらと積もっていましたし、この日はお昼頃まで比較的強い風が吹いていたので、3つの条件が偶然に重なっていたことが考えられます。

形状が米俵に似ていることから、雪俵とも呼ばれるようですが、ここまで見事な現象はなかなか見られないと思います。なお、午後にはその姿がほとんど消えていたとのことです。

この珍しい現象が、本年の豊作を知らせる『吉兆』であることを願って・・・・・